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大阪府で放課後等デイサービスを
フランチャイズ開業する

全国的に療育の需要が高まっている昨今、大阪府における療育の現状をリサーチ。放課後等デイサービスへの助成金、開業に必要なものなどについてもまとめています。大阪府で放課後等デイサービスのフランチャイズ開業を検討している方は、要チェックです。

大阪府の療育需要と放課後等デイサービスの現状

障害児サービスの利用児童数が増加傾向にあることに応じて、2012年(平成24年)の児童福祉法改正において創設された放課後等デイサービス。厚生労働省の調べによると、大阪府の児童1,000人当たりの事業所数は令和元年度時点で1.63となっており、全国平均1.19を大きく上回り、全国6位に位置しています(※1)

大阪府の放課後等デイサービスの請求事業所数は、平成26年の488か所から令和元年には1,335か所へと、約3倍に増加しています。利用児童数も令和元年度は平成26年度の2.3倍に達しており、需要の拡大に応じて事業所数が着実に増えていることがわかります。

※1参照元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000801033.pdf

地域格差と今後の動向

大阪市内や北摂エリアでは比較的施設が充足している一方、泉南・南河内・河内長野などの南部・山間部では施設密度が低く、待機が常態化しているケースも見られます。平均値を上回るとはいえ、エリアによっては受け入れ先が依然として不足しており、開業エリアの選定が重要です。

大阪府においても特別支援学級在籍者は増加傾向にあり、中長期的に療育ニーズは一層高まることが予想されます。競合が少なく需要が見込まれる郊外エリアでの開業は、安定した利用者確保につながる可能性があります。

施設が比較的充足しているエリア
大阪市内(北区・淀川区・東住吉区など)や北摂(豊中・吹田)は事業所数が多い。競合も激しく、差別化できる療育方針が求められます。
施設が不足するエリア(参入チャンス)
泉南地域・南河内(河内長野・富田林)・能勢町などは施設不足が深刻。初めての開業には競合の少ない府南部・山間部エリアが狙い目です。

大阪府の放課後等デイサービスへの助成金

放課後等デイサービスの開業・運営では、国・自治体のさまざまな助成金・補助金を活用できます。うまく組み合わせることで、初期費用や人件費の負担を大幅に軽減することが可能です。

全国・処遇改善系
キャリアアップ助成金(正社員化コース)
重点支援対象者:中小80万円/大企業60万円

保育士・指導員の正規雇用化を進める事業者が活用できます。2025年度(令和7年度)の制度改正により、「重点支援対象者」は中小80万円・大企業60万円、それ以外は中小40万円・大企業30万円と区分が変更されました。要件・支給額は改定される場合があるため、申請前に必ず最新情報を確認してください。

※2参照元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/001469677.pdf

雇用・人材確保系
人材確保等支援助成金
最大230万円(賃金要件あれば最大287.5万円)

離職率の低下を目的とした雇用管理制度(評価・処遇制度、研修制度、健康づくり制度、業務負担軽減機器等)を整備・実施した事業主に支給。2025年4月から制度が拡充・受付再開。人材不足が深刻な福祉分野で特に活用されています。

参照元:厚生労働省窓口にご確認ください

働き方改革系
時間外労働等改善助成金
取組内容により最大200万円

時間外労働の上限設定・職場環境改善など労働時間の縮減に取り組む中小企業が対象。スタッフの定着率向上につながる環境整備に活用できます。

参照元:各都道府県労働局窓口にご確認ください

障害福祉専用・ICT系
障害福祉分野ICT導入補助金
1事業所あたり上限100万円

障害福祉サービス事業所専用の補助金。クラウド記録ソフト・保護者連絡システム・国保連請求ソフトなどのICT導入費用を補助。放課後等デイサービスの業務効率化に直結します。

参照元:各都道府県・市区町村窓口にご確認ください

市区町村独自の補助制度と注意点

大阪府では、市区町村単位での独自補助制度も展開されています。地域ごとに支援内容が異なるため、開業予定地の制度を事前に調査しておくことが重要です。大阪府の「障がい児通所支援スタートガイド」も参照しながら、活用できる制度を把握しておきましょう。

補助金申請の注意点:①締切厳守(遅れると次年度まで持ち越し)②事前着手禁止(契約・発注前に申請完了が必要)③重複受給・書類不備による却下リスク。制度の活用有無が収支に直結するため、細部まで確認しておく必要があります。開業予定地の市区町村窓口に定期的に問い合わせることをおすすめします。

大阪府で放課後等デイサービスを開業するのに必要なもの

大阪府で放課後等デイサービスを開設するには、まずは開設希望地域に新規事業開設の制限がかけられていないかを確認することが重要です。大阪府が公開している「障がい児通所支援スタートガイド」では、指定申請に関するスケジュールなどが詳しく記載されています。事前に閲覧しておきましょう。

1
目安:開業6〜12か月前
法人の設立・地域制限の確認

個人での開業は不可。株式会社・合同会社・NPO法人のいずれかを設立します(株式会社の場合、設立費用の目安は約30万円)。同時に開設希望地域の新規制限状況を各市区町村窓口に確認してください。

2
目安:開業5〜8か月前
大阪府スタートガイドの確認・事前相談

大阪府が公開する「障がい児通所支援スタートガイド」を確認し、指定申請に必要な書類・要件を把握します。開設を希望する市区町村の担当窓口に事前相談を行いましょう。

3
目安:開業4〜6か月前
物件の選定・人員採用

要件を確認したうえで物件を選定します。大阪市内は賃料・人件費が高水準のため、物件・採用は早めに並行して進めましょう。人が集まる場所・学校や施設に近い立地が集客面でも有利です。

4
目安:開業2〜3か月前
指定申請書類の提出

開設日の前々月末日までに申請書類を提出します。書類不備があると指定が翌月以降に持ち越しとなるため、内容を丁寧に確認してください。

5
目安:開業1か月前
現地確認・指定決定

行政による現地確認が実施されます。基準を満たしていると判断されると、指定希望月1日付けで指定が下ります。

6
開業
開業・利用者の受入開始

国保連への請求登録や受給者証の確認など、開業後の事務も並行して進めておきましょう。開業前から問い合わせ対応・見学受付を始めておくと早期稼働につながります。

※3参照元:大阪府 障がい児通所支援スタートガイド
https://www.pref.osaka.lg.jp/chiikiseikatsu/syougaijisien/jidou_uketuke.html

必要な資格と人員配置基準

法律で定められた人員配置基準を満たすことが開業の絶対条件です。大阪府は事業所数が多く、保育士・指導員の採用競争が激しいエリアのひとつですので、早めに動き始めましょう。

職種 必要な資格・要件 配置基準 常勤
管理者資格要件なし1名以上常勤必須
児童発達支援管理責任者(児発管)実務経験5年以上+基礎研修・実践研修の修了。大阪でも有資格者の確保競争が激しいため最優先で確保を1名以上常勤必須
児童指導員または保育士定員10名:2名以上(うち常勤1名以上)
定員11〜15名:3名以上
定員16〜20名:4名以上
定員に応じて変動1名以上必須
機能訓練担当職員機能訓練を行う場合のみ。PT・OT・ST・心理師など機能訓練実施時に配置任意

開業費用の目安と収益モデル

大阪府は全国でも物件費・人件費が高水準のエリアのひとつです。大阪市内と郊外エリアで大きくコストが異なります。フランチャイズに加盟する場合は加盟金・研修費が別途かかります。

物件取得費(大阪市内)
80〜250万円
市内中心部は賃料・保証金が高め
物件取得費(郊外エリア)
40〜120万円
市内に比べコスト抑えやすい
内装・改装工事費
100〜300万円
バリアフリー・防音対応も
採用・研修費
40〜80万円
大阪市内は採用競争が激しい
運転資金(3か月分)
200〜500万円
国保連請求は2か月後入金
FC加盟金(加盟の場合)
50〜200万円
研修費・保証金含む場合も
初期費用の目安合計(FC加盟の場合) 500〜1,400万円

※上記の費用は、WAM経営サポートセンター調査・各FC本部公開情報・業界平均値をもとに当サイトが独自に算出した目安です。物件・エリア・FC本部・加算取得状況により大きく異なります。
参照元:WAM経営サポートセンター
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/240329_No.016.detail.pdf

物件・人材・制度対応の留意点

物件選定では以下の点に留意してください。大阪府は用途地域制限が複雑なため、福祉施設として設置可能かどうかを必ず事前に確認することが重要です。

必須発達支援室

支援専用スペース。大阪市内は面積確保が難しいため、物件選定時に優先的に確認を。

必須相談室

保護者との個別面談が可能なプライバシーが確保されたスペース。

必須手洗い設備・トイレ

児童が使用できるトイレを確保。バリアフリー対応が求められるケースもあります。

必須事務室

記録の保管・事務作業スペース。鍵のかかる書庫なども必要です。

大阪エリアのFC競争環境

大阪府内で展開する主なフランチャイズと空白エリアをチェック

開業エリアを選ぶ際は、すでに競合FCが進出しているエリアと、まだ施設が少ない空白エリアを把握しておくことが大切です。

エリア別 競合状況
エリア主な展開FC空白度
大阪市内・北摂こぱんはうす・ハッピーテラス等
東大阪・八尾・堺こぱんはうす等
高槻・茨木・枚方一部FC展開
泉南・南河内・河内長野展開少
競合多め
中程度
空白大(チャンス)
大阪で展開中の主なFC
ブロッサムジュニア
大阪市内・北摂を中心に展開(全国80か所以上)
発達障害特化
こぱんはうすさくら
大阪府内に幅広く展開(全国225拠点・2026年1月時点)
全国大手FC
ハッピーテラス
大阪市内・近郊を中心に展開
発達支援特化
Granny・ウィズ・ユー
泉南・南河内エリアへの展開余地あり
空白エリア狙い目
大阪市内の競争を避けるなら、専門性で差別化できるFCが有効です

大阪市内・北摂は既存FCが飽和傾向。泉南・南河内エリアでは施設不足が続いており、療育の専門性で差別化できる本部を選ぶことが安定経営の近道です。

大阪で差別化できるFCを見る →

※掲載FC情報は公開情報をもとに作成。展開状況は変動する場合があります。

大阪府で放課後等デイサービスをFC開業する

大阪府で放課後等デイサービスを開設するには、申請の手続きを筆頭に時間と労力を要することが多くあります。開業してからも、集客、人材育成、経営など不安要素が拭えないのが正直なところでしょう。その点、フランチャイズなら、開設や運営に関するノウハウもあり、さらに短期間で開設できるメリットも見込めます。

フランチャイズ本部を選ぶ際は、以下の点を比較検討しましょう。

また、地域密着型の成功事例では、学校・家庭・地域との三位一体連携や、地元の多世代交流イベントと連動した療育企画によって、口コミと信頼を着実に獲得。ブランド力だけでなく、地域性に根ざした運営戦略が差別化の鍵となっています。

放課後等デイサービスのフランチャイズ本部を選ぶには

放課後等デイサービスのフランチャイズを開業するには、まず、どの本部と提携するかが重要です。カギとなるのは「なぜ放課後等デイサービスに参画したいのか」という想いです。その本部の療育方針や理念に共感できるかどうかが、選定の大きな判断基準となります。

当サイトでは、どんな子どもたちを支援できるフランチャイズ本部なのかを切り口に、放課後等デイサービスのフランチャイズ本部を3社ピックアップ。それぞれの療育方針や特徴をまとめていますので、ぜひチェックしてください。

よくある質問(FAQ)

Q大阪府で開業する場合、申請窓口はどこですか?
A大阪府ではなく、開業予定の市区町村が申請窓口となります。大阪市・堺市などの政令指定都市は各市の障害福祉担当課、その他の市区町村は各自治体の担当課になります。まず大阪府の「障がい児通所支援スタートガイド」を確認し、開業希望地の窓口に事前相談を行う流れになります。
Q大阪府の事業所数は全国平均より多いと聞きました。参入は難しいですか?
A大阪府全体の平均は高いですが、エリアによって大きな差があります。大阪市内・北摂は競合が多い一方、泉南・南河内などの郊外エリアでは施設不足が続いています。利用児童数自体も増加傾向にあるため、エリアと療育方針を工夫することで十分参入余地があります。
Q資格がなくても放課後等デイサービスを開業できますか?
Aオーナー自身に資格は不要です。ただし「児童発達支援管理責任者(児発管)」「児童指導員または保育士」の採用・配置が必須になります。大阪でも有資格者の確保競争は激しいため、早めに求人活動を始めることをおすすめします。
Q大阪市内での開業は難しいですか?
A競合が多く物件費・人件費が高いため、初期コストと採用難度が上がります。一方で需要も非常に高いため、差別化できる療育方針と適切なエリア選定ができれば参入余地があります。初めての開業であれば郊外・泉南エリアも検討されることをおすすめします。
Q活用できる助成金・補助金にはどんなものがありますか?
Aキャリアアップ助成金(重点支援対象者は中小80万円、一般は中小40万円)・人材確保等支援助成金・時間外労働等改善助成金・障害福祉分野ICT導入補助金などが活用できます。市区町村独自の補助制度もあるため、開業予定地の自治体窓口に定期的に確認することをおすすめします。
Q大阪府でおすすめの開業エリアはどこですか?
A大阪市内・北摂は競合が多いため、人口規模が大きく施設不足が続く泉南地域・南河内(河内長野・富田林・大阪狭山)が初めての開業に向いています。賃料も市内に比べ抑えられるため、収支計画が立てやすいというメリットもあります。
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